脊柱管狭窄症

2021.08.07 | Category: 院長、スタッフの日記

皆さんこんにちは!柔道整復師の飯田です!

 

東京オリンピックもいよいよ終盤ですね!日本人選手の活躍はとても励みになりますね。

 

 

今回紹介する疾患は、「脊柱管狭窄症」です。

 

脊柱管狭窄症は脊柱の脊柱管と呼ばれる部分で神経が様々な理由で圧迫される疾患です。

 

主な原因は…

 

・脊柱管に存在する黄色靭帯の肥厚

・椎体間にある椎間板が突出する椎間板ヘルニア

・加齢による骨の変形 

※そもそも脊柱管って? →脊柱管は脊柱が連なってできるトンネル状の管で脊髄、椎間板、椎間関節、黄色靭帯で囲まれていて脊髄神経が通っています。

 

脊柱管狭窄症は加齢による骨の変形が原因で発生することが多いため、高齢者に多く発生します。

 

主な症状は…

 

・立ち仕事や歩行中に腰や足のシビレがある

・後ろにそる体制がキツい

・休憩なしで歩けない

・前かがみになると楽になる

 

※ただし、脊柱管に狭窄がある人全てに症状が現れる訳では無いので注意してください!

 

また、脊柱管狭窄症は発生する場所によって出現する症状が違います

 

・頚椎での発生(首の脊柱管狭窄症)

→手足のシビレや運動障害 例)字が書けない、ボタンがつけにくい、歩きにくい、など

 

・腰椎での発生(腰の脊柱管狭窄症)

→腰から下の痛み、歩いた時に腰から臀部や下肢にかけて痛みやシビレが出現するが休むと治まる 脊柱管狭窄症の症状の中で特徴的なものは間欠性跛行です。

歩いているとだんだん腰部から下肢にかけて痛みやシビレが現れてきますが、少し休むと治まりまた歩けるようになります。ただし、歩いているとまた、痛みやシビレが出現してきます。

 

また、脊柱管狭窄症の人はたっている時や歩いている時の姿勢が前かがみの事が多いです。

これは、狭くなり神経を圧迫している脊柱管を少しでも広げるためだと考えられています。

 

脊柱管狭窄症は神経の圧迫箇所によって大きく3種類に分類されます。

 

1、 馬尾型   脊柱管の中心部分が圧迫される場合。

両側下肢のシビレや痛み、冷感、排尿障害が起きます。 特に注意が必要なのは排尿障害です。この症状が見られた場合は早急な手術が必要なことが多いです。

 

2、 神経根型   馬尾神経が分岐したあとの神経根が圧迫される場合。

臀部から下肢にかけての痛みが出現し、多くは片側だけに発生します。

 

3、 混合型   馬尾型と神経根型の両方の症状が出現します。

 

脊柱管狭窄症の判断は主に神経学的検査と画像検査で行います。

 

・神経学的検査 →筋力、筋反射、皮膚の感覚を左右で調べて筋力低下、麻痺の有無を確認します。

 

・画像検査 →レントゲン、MRI、CTを使い、骨の並びや変形、バランスを確認します。

 

脊柱管狭窄症の治療は手術と保存療法に分けられますが、出現している症状によって総合的に判断することが大切です。

保存療法では、主にコルセットや姿勢改善、神経ブロック注射、薬物療法が行われます。

 

※薬物療法では狭窄によって圧迫されている神経への血液供給を行うための薬物が処方されます。

 

※神経ブロック注射とは、痛みが発生している神経の辺りに局所麻酔を注射することです。これにより、神経の過剰の興奮を抑制します。痛みの場所に効果を示すので薬物療法などと比べで全身への影響が少ないのがメリットです。

 

また、入院などは必要なく日帰りで行うことが出来ます。

 

 

今回紹介した症状に心当たりがある人は近くの医療機関にご相談ください!

 

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